養護教諭 ❀ もこブログ  

小学校養護教諭のブログです。思ったことを週一くらいで更新していきます。

科学だけでは決められないこと

上司の思考がだいたいわかったりすると、

「これやったら、色々と言われるかな〜」とか

「こうやった方が、理解得られるかな〜」とか、ある程度の想像がつくことも増えますよね。

 

想像した通りにやると、だいたいは反応を間違えないんだけど...たまに間違えます😨

 

そうすると、上司のせいにしてしまいます。

「え??私の分析では、こうやっても怒られないはずなんだけど??」

「え??こうやった方が、あなたにとってはいいんじゃないの??」って。

 

何が正しいか正しくないかなんて、考え方によって変わるし、

絶対的な正誤が決まっていることなんて限られているから、だいたいの判断には、上司の考えを反映するようにしています。

 

絶対、ここは譲れない!!てこともあるけれども。

 

コロナ 禍では、さらに頭を悩ませました

 

人によって、こだわる部分は様々で

「水際対策をしっかりして、風邪を引いている児童は校舎に入れないように徹底する。」

「無症状の子が多い中で、徹底なんて無理。アレルギー性鼻炎のある児童はどうするの?」

「プリント類はウイルスがついているかもしれないから回収しない。」

「机にアクリル板を置く。」

「机にアクリル板を置いたら、目の健康に良くないのでは?それ以上の効果があるの?」

 

とか。

 

その中で

 

養護教諭として、保健の立場で、ご意見をお願いします。」

「科学的根拠を持った判断にしましょう。」

と言われることが多かったです。管理職と相談してコロナ対策を決めても、必ず職員から文句の1つや2つは出る。

 

正直、科学的根拠のみでは対策は語れないと思います。

話し合うべき、決めるべきは

 

どの程度、徹底すべきか。

 

学校に来ている時点で、ノーリスクなんてない。

 

どこを目指せばよいのか、様子を伺うのが、苦しかった。

管理職も悩んでいたと思います。

 

尾身会長も話していた。

実は、コロナ対策は「科学だけでは決められないこと」がたくさんあります。

たとえば、コロナとの戦いが長期戦になる中で、「どんな社会で生きていきたいか?」ということなどです。
これは皆さんと話し合って決めることだと思っています。
一緒に話し合って、皆さんの声を政府に届けたいです。

尾身茂 インスタグラム

 

何を目指すのかを職員で話し合えるのが理想だと思います。

文科省のマニュアルには方向性や目標について書いてあるけど、その解釈だとか、具体的な方向性だとかを各学校で確認し共通認識を持たないと。

 

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