一斉休校なしに賛成します。でも…
全国一斉に休校は想定していないそうです。
文部科学大臣がそう言っていました。賛同します。
休校のメリット
・休校明けに向けて十分に対策を練ることができる。
・学校での感染リスクは下がる。
休校のデメリット
・家庭で過ごす時間が増えるため、不安定な家庭の場合は、児童の心に負担がかかる。
・生活習慣が乱れがち。
・勉強ができる環境が異なるため、学力差が大きくなる。
メリットで挙げた「学校での感染リスクは下がる」の優先順位がデメリットを大幅に上回れば、休校。そういう状況って、本当、ロックダウンレベルになったら…ということではないかな。
地域によって、感染状況は変わるから、全国一斉ではなく、自治体で決めるのが一番効果的に思います。効果的というのは、メリットとデメリットのバランスをとれた対応ができるのではないかということ。
割とデメリットも大きいのです。
児童生徒の自殺者数。これって、休校との因果関係は明かでないけど、影響を受けてる可能性が高いように思えてなりません。
小中高の自殺者 令和元年399人 → 令和2年499人
コロナで不安なニュースが流れる中、親は仕事でいなくて、一人で家にいる子だって少なくないように思います。少しでも学校に行って、不安への対処法を学べたら、ちょっとは、ちょっとは、心が楽になるんではないかな。そう願いたいです。
ただね...
学校としては、夏休み中の急な感染拡大で2学期が非常に心配なのです。対策も練らなければならないことがたくさんあるのです。対策が夏休み明けに追いつかない...。だから、ちょっとだけ休校にして、学校で対策を練る時間をくださいって思ってしまいます。夏休み、いっぱい時間があるじゃない!と思われてしまうかもしれませんが、世間が思っているほど、時間がある、という訳でもないように思います。研修があったり、出張があったりで職員との打ち合わせをするタイミングも逃しがちです。そんな感じ。
だから、休校して!と思ってしまうけど、
総合的に考えたら、全国統一休校ではなく、地域ごとの判断が一番いいと思います。