教師のバトン (・ω・)つ
教職を目指す学生や社会人の方に、前向きに取り組んでいる姿を知ってもらうことを目的として始まった「♯教師のバトン」。
簡単にいうと、教師の魅力を世間に発信しよう!というものです。
教師のバトンとは
文科省のWebサイトによると
時代の変化に応じた質の高い教師を確保するためには、より一層の働き方改革の推進や処遇の在り方の検討を進めることに加え、教職を目指す学生や社会人の方に、現職の教師が前向きに取り組んでいる姿を知ってもらうことが重要です。
そこで、令和3年2月に公表した「『令和の日本型教育』を担う教師の人材確保・質向上プランを踏まえ、このたび『♯教師のバトン』プロジェクト」を新たに開始いたします。
教師のバトン、実際
でも、Twitterで投稿された多くは教師という仕事のブラックさ。
日本の教育目標は「人格の形成」。
学校では、掃除でも休み時間でもなんでも、教育の一環として行われていて、人格の形成を目指しています。
人格の形成を目標に盛り込まれてきた活動
海外では、部活動も掃除もない国は多い。
日本の場合、「子どものため」「人格の完成」のために
良しとされて、いろんなものが学校で教員による指導として組み込まれてきました。
もちろん、1つ1つ見たら、どれも「子どものため」には良いものだと思います。
だから、部活動をなくそう
と声をあげれば
子どもたちによかったものをなくすのか、という声もあがると思うし
清掃をなくそう
と声をあげれば
雑巾掛けも知らない子どもが増えるぞ、と懸念されるかもしれません
でも、包括して見たら…
子どものために良しとされているものを全てやっていたら、
長時間労働、集中することも精神的に難しくなり、
子どもを注意深く見ることも難しくなる。
結果として、
子どものためにならない ことが生じるのではないか。
教員の多忙は、子どものためにはならない
今の学校現場では、長時間労働が問題とされていて
(周りを見ると)余裕のない先生がほとんど。
今はコロナ禍で登校したらすぐに子どもの健康観察をする必要があるから、始業時刻に出勤しているなんてほとんどです。授業を終え、定時までの残り1時間弱で、授業準備教材準備、子どものトラブルがあれば主任に報告、管理職にも報告、保護者へ電話、お便りなど作成、校務分掌で任されているものがあれば、その計画作り、周りへ根回し。
いやいや、残り1時間弱に会議が設定されていることだってほとんどで、定時に自分の仕事開始!だってあるのです。授業準備なんて、学校では手につける余裕がなくて、家に持ち帰りだって多くある。
ヘトヘトになって、教員が自分の健康だって守れなくて(定期的に通院が難しい場合だってある)、周りの悩んでいる職員の相談にのれなくて、そんな余裕なくて、
子どもを守れるはずがない。
働き方改革は、各学校で取り組むレベルではなく、文科省レベルで対応してほしいな、と私は思います。教育活動全体を見て、何かを潔く削減してほしいと思っています。
根回し(・ω・`)
根回しって必要なんですかね?
教員ブログを色々読み回ったのですが根回しは必要派が多いかな、という印象でした。
あと、大昔、教頭から「事前に関係する人に話をしておいた方がいいよ。」と言われたこともあります。思いつくメリットデメリットを書きます💡
メリット
○会議がスムーズに進む
○応援してくれる人が現れる
○より良い提案になる(根回しの時に改善点を教えてくれる)
デメリット
○時間がかかる
○根回しでどのように話をするかの戦略が必要
○根回しする人としない人のラインを決めるのが難しいときがある
○根回し先の意見が全く違った場合、落ちどころを探すのが大変
デメリットは、端的に言うと
面倒 大変
なのです。
面倒な根回しをちょっと楽にする方法(以下)
関係する人たちに一人ひとり話すのではなく、同じ時刻、空間で一気に話しちゃう。
できない場合もたくさんありますが。
プチ会議みたいなのすると、その場でまとまることが多いです。
「すみません、清掃主任と安全主任と六年担任の先生に相談があるのですが、⚪︎時に相談しても大丈夫ですか?」って回しちゃう。
人によって反応は様々だから、ダメな場合もあるけれど。また、管理職によって、根回しして欲しい、あまりして欲しくない派がいるから、それも影響するかもです。
総合的に、私は根回しは必要だと思う派です。ややこしくなったときは、とーってもイライラするけれど。
なんだか、根回し以外にスムーズにいく方法はないのでしょうかね。時代は令和です😢
委員会活動
委員会活動(児童会)は、特別活動の児童会に位置づいています。
委員会活動って何をしたらいいんだろう?
委員会活動の目標を確認したいと思います💡
「特別活動」の目標
・心身の調和のとれた発達と個性の伸長を図る
・集団の一員としてよりよい生活や人間関係を築こうとする自主的、実践的な態度を育てる
・自己の生き方についての考えを深め、自己を生かす能力を養う
学習指導要領「特別活動」による
教育界で見かける目標って,,, 壮大なものが多いなとつくづく感じます。「願い」って感じですね。
その中での
「児童会活動」の目標
・望ましい人間関係を形成する
・よりよい学校生活づくりに参画し、協力して諸問題を解決しようとする自主的、実践的な態度を育てる
「児童会活動」の内容
学校生活の充実と向上を図る活動
(1)児童会の計画や運営
(2)異年齢集団による交流
(3)学校行事への協力
(3)は知っていたけど、
(1)(2)については、あまり意識していなかったなぁ。異年齢集団による交流も目的だったのかぁ。
難しいのが(1)。
子ども自身が、自分たちで自主的に計画し、運営している意識を持たせたい。そうすることで、「みんなが健康に過ごせるように」という意識を持つことにつながるから。
それをするには、こちらがある程度、委員会の活動方針を決めて、具体的につめて、子どもたちがいかにも自分たちが考えてやっているかのように、誘導することが必要(笑)
委員会活動は試行錯誤
コロナ禍だからこそ、手洗い啓発だとか
ソーシャルディスタンスだとか
コロナ禍だからこそ、通常行っていた健康教育を工夫して行っていくことは、委員会活動としても大切だと思う
全てを行っていくのは無理だから、
精選して、そのうち一つは保健テーマに設定して活動します
だいたい、委員会ごとにこんなことを行っています
◯常時活動の確認
◯この月だから行うことの確認
(集計、劇の練習、掲示物の作成など)
上手く活動が進む年もあれば、上手くいかない年もある。試行錯誤でやっています。
(つぶやき)5月病
今年は、例年と異なり、健康診断が少し遅れてスタートだったり、ワクチン 接種でリスケジュールが必要だったりと大変なことが多いと思います。
仕方のないことだけれども、内科検診の日程が学校医さんのワクチン 接種の関係で変更となりました。宿泊学習前に実施できないのではないか、いつ内科検診を実施できるか... リスケジュールって、もうなんか大変でした。(結局、コロナ関係で宿泊は延期となったけど)
さらに、この時期は、学校保健委員会や6月の歯科に関する行事の準備に追われている先生も多いことと思います...。1学期ってほんっっとう大変ですよね😭 5月の連休後に、学校や会社に行きたくない、なんとなく体調が悪い、物事に集中できないなどの状態を起こす人もちらほら出てきます。いわゆる「五月病」。職場環境が変わって、1ヶ月とちょっと経った頃、こういった症状が出やすいといわれています。
こんな時期だからこそ、肩の力を抜くことが大事!!
私にとって、近所の養護教諭と話すのは、何よりの息抜きです。他の先生たちと「全部できないよー。半分諦めることも大切だよ。」なんて言い合ってます。ほけんだより のレイアウトや保健室の整備など、追求したらどこまででもできることには、ある程度のところで諦めることも大切ではないかなぁと思います。
どうしても、職場にいると「もっとこうしたほうがいいよ。」など色んな意見が耳に入るかと思います。コロナ禍では、特に。そういった意見を聞いて改善するのは大切ですが、全てをやろうとすると潰れてしまいます。だから、ある程度、いい意味で「諦め」て肩の力を抜くことが大切なのではないかなぁ。
肩の力を抜く、といっても、簡単にできることではありません。本やブログなどから誰かの言葉を借りると、少し力を抜きやすくなりますよ。
言葉を借りることに、usaoさんのtwitter に助けられています。優しい漫画に救われます。
おすすめ漫画を載せますね。
コナリミサトさん
「ひとりで飲めるもん!」2019. 芳文社コミック
「珈琲いかがでしょう」2016. マッグガーデン
隙間時間で、ちょい読みして、肩の力を抜いています。
自分の時間を確保ってところが課題ですが..
帰ったらお風呂に速攻入ることにしました。
子どもがいる場合、寝かしつけて、そのまま寝てしまい、やっとの思いで起きて、やっとの思いでシャワーという... それを少しでも改善するためです。
さて、6月!肩の力を抜きつつやっていきましょう。
手当の工夫
歯科検診で、口の中を歯科医が診ているとき、咳き込んでしまった一年生がいました😵コンッ!はっ!どうしよう、僕、マスク外したまま咳しちゃったよ!!😲とでも言いたそうに、驚いた顔で私を見る一年生。歯科医の先生は温かい方で、ごめんよー、苦しかったね。って。歯科医の温かさにも感動しましたが、一年生の感覚にも感動しました☺️
さて、今日は手当てについて ちょこっと綴ってみます
手当
アイシング
ホットタオル
霧吹き
担任の子供への関わり
コロナ対策の基準
暑かったり、涼しかったり、体調を崩しやすい時期ですね。いかがお過ごしですか?
今日は、新型コロナウイルス感染症対策の基準について思うことを綴りたいと思います。コロナ対策に関する価値観が、校長と副校長、教頭で似ているのはありがたいことです.. 養護教諭としての意見を求められることは多くて、科学的なことは言えるけど、そのさきの「こうした方がいいと思います」なんて、コロナ対策だけではなく、教育面とのバランスも必要となってくるからはっきりしたことが言えない。
コロナ対策の基準
どの程度、コロナ対策を徹底させたいかの基準って
①文科省のマニュアル徹底+陽性の児童が出た時に保健所からの質問に確実に答えられるようにしておく。
②文科省のマニュアルを徹底的に守る。
③文科省のマニュアルを参考に守る。
この3つだと思う。
文科省のマニュアルと自治体のマニュアルで、若干違う点もあるから、そういったところでどちらを採用したら良いのか悩むところもあるけど。
例えば、一時的にマスクを外して近づくのはよしとするのかどうか、とか(鬼ごっこやサッカー)
①であれば、禁止。②であれば、多分、禁止。③であれば、よし。と分かれると思う。
どこまで徹底するかは、ある程度、学校職員全体で基準を合わせておいた方がいいと思っています。上の①〜③のどこを目標にするのか。管理職で意見が異なるのは難しいですが。
とは言っても、清掃や運動や給食、それぞれ主任の判断となるから、若干価値基準が違くなることもあると思うけど😣
答えのない答えを探し続けるのってしんどいですし、どう考えて良いのかわからなくなることがしばしばあります。昨年度、授業参観や行事で来校者に書いてきてもらった家庭での検温カード。来校前の体温を測ってきてもらって、回収していたけど、その場で測らなきゃ虚偽を書いたって分からないじゃん、なんて思ったりして。でも、その場で測るとすると、検温係も必要で。発熱者を入れない(コロナ対策)という意図ではなく、保健所に後に聞かれたら答えるって言う意図でやっていた。効果的な対策ではなくない?と思っても、責任説明の際に必要だ、という理由で必要となるものはたくさんある。
色々と判断が必要になるコロナ禍。判断基準や意図を確認していかないと混乱してしまう。
最近読んでいる本
①
人は悩むと、世界の見え方が変わる
問いかけをするし、何かを変えようとするし、
解決を求めて調べようとする。
今まで見えてなかったものを見ようとする。
言い方を変えれば、悩みは人生を豊かにするの。
②
100の思考実験。答えのない課題がたくさん載っていて、楽しい。ああ、世界にはこんなに答えのない課題が転がっているんだなと思える。あと、物事を判断する際の考え方を学べる。
私たちも、体調に気をつけて過ごしていきましょう。
コロナ対策は組織でやる。養護教諭だけじゃ無理。
GW。昔からの知り合いと電話。彼女も養護教諭として働いています。
学校のコロナ対策にとっても悩んでいました😭
養護教諭任せ
行事の提案ではコロナ対策については触れられてなく、そこを質問すると「それは養護の仕事だから考えて。」と言われてしまっているらしい😢 コロナ対策は養護の担当という意識が強く、組織として対応できていないと感じていることに悩んでいました。
この話を聞いたとき、埼玉大学教育学部教授の戸部秀之先生が書かれた記事を思い出した。
新型コロナのような危機管理の問題においては、学校経営の責任者である校長のリーダーシップのもと、行政等からの指導を踏まえ、養護教諭が専門性を発揮しながら教職員全体で組織的に対応するというのが本来の在り方だと思います。そのように実践している学校は少なからずあると思いますが、一方で自由記述には、養護教諭の悩みも数多く述べられていました。
学校の感染防止対策を養護教諭に任せきりになっている学校…教職員への提案も説明も養護教諭からの発信となり、教職員への説明や反論に翻弄される養護教諭の姿があります。「効果があるのか」「いつまでやるのか」否定的な反応や厳しい意見も少なくありません。すでに大きな負担を担っている教職員に、さらに対応を依頼する心苦しさも加わります。
東山書房「新型コロナウイルス感染症と向き合う」健康教室2020年11月増刊号掲載「学校における新型コロナウイルス感染症対策と児童生徒の健康問題」より
コロナ対策と教育との調和
政府がコロナ対策と経済の調和で悩んでいるように
学校はコロナ対策と教育の調和で悩んでいます。
教育の面も踏まえて対策を講じるには、養護教諭だけでは絶対に無理。だから、こんな時に親身に相談に乗って一緒に考えてくださる保健主事の存在は大きいなとも感じます。そして、何より管理職のリーダーシップは心強いです。
誰かに相談する
もし、一人で抱えている量が多いなら、管理職にこまめに相談するのが一番かと思います。ある程度、考えがまとまったら(疑問に感じていることがまとまったら)相談して助言を得る。相談の難しい管理職もいますが... 。
最後に、勇気の出る一冊。
獅子「メンタル強め美女白川さん」KADOKAWA 2020,11
学校という職場の世界とは違いますが、落ち込んだときイライラしてしまったとき、勇気をもらえます😊 自分を大切に、嵐を乗り切りましょう。