養護教諭 ❀ もこブログ  

小学校養護教諭のブログです。思ったことを週一くらいで更新していきます。

コロナ対策は組織でやる。養護教諭だけじゃ無理。

GW。昔からの知り合いと電話。彼女も養護教諭として働いています。

学校のコロナ対策にとっても悩んでいました😭

養護教諭任せ

行事の提案ではコロナ対策については触れられてなく、そこを質問すると「それは養護の仕事だから考えて。」と言われてしまっているらしい😢 コロナ対策は養護の担当という意識が強く、組織として対応できていないと感じていることに悩んでいました。

 

この話を聞いたとき、埼玉大学教育学部教授の戸部秀之先生が書かれた記事を思い出した。

新型コロナのような危機管理の問題においては、学校経営の責任者である校長のリーダーシップのもと、行政等からの指導を踏まえ、養護教諭が専門性を発揮しながら教職員全体で組織的に対応するというのが本来の在り方だと思います。そのように実践している学校は少なからずあると思いますが、一方で自由記述には、養護教諭の悩みも数多く述べられていました。

 学校の感染防止対策を養護教諭に任せきりになっている学校…教職員への提案も説明も養護教諭からの発信となり、教職員への説明や反論に翻弄される養護教諭の姿があります。「効果があるのか」「いつまでやるのか」否定的な反応や厳しい意見も少なくありません。すでに大きな負担を担っている教職員に、さらに対応を依頼する心苦しさも加わります。

東山書房「新型コロナウイルス感染症と向き合う」健康教室2020年11月増刊号掲載「学校における新型コロナウイルス感染症対策と児童生徒の健康問題」より

 

コロナ対策と教育との調和

政府がコロナ対策と経済の調和で悩んでいるように

学校はコロナ対策と教育の調和で悩んでいます。

 

教育の面も踏まえて対策を講じるには、養護教諭だけでは絶対に無理。だから、こんな時に親身に相談に乗って一緒に考えてくださる保健主事の存在は大きいなとも感じます。そして、何より管理職のリーダーシップは心強いです。

 

誰かに相談する

もし、一人で抱えている量が多いなら、管理職にこまめに相談するのが一番かと思います。ある程度、考えがまとまったら(疑問に感じていることがまとまったら)相談して助言を得る。相談の難しい管理職もいますが... 。

 

最後に、勇気の出る一冊。

f:id:mako_makocya:20210504220654p:plain

獅子「メンタル強め美女白川さん」KADOKAWA 2020,11

 

学校という職場の世界とは違いますが、落ち込んだときイライラしてしまったとき、勇気をもらえます😊 自分を大切に、嵐を乗り切りましょう。