コロナ対策が上手くいかないワケ
学校でコロナ対策はうまくいってない.. 。その理由って割と確信的だと思うのです
教育の良いイメージ
これまでの教育の良いイメージって
・みんなで意見を出し合う、話し合う
・活発な授業
・音楽や体育は積極的、みんなで肩を組み合う
実際、新学習指導要領では「主体的・対話的で深い学び」がキーワードとなっています。
コロナ禍での教育
一方で、コロナ対策というと
・大きな声で話さない
・人と距離をとる
・もちろん肩組み×
これまで、子どもたちに「元気に!」なんて言っていたことと、ほとんどのことが真逆になるのですものね。
しかも、おそらく多くの大人が感じている
「距離をとれ」「静かに過ごせ」って、こんなことを長期間子どもに指導していたら、子どもの発達に良くないのでは?という疑問もあるのだと思います。
外遊び一つとっても、
今後熱中症対策も併せて、外ではマスクをとることが多くなる。
そうなると、「集まったり近づいたりする遊びに制限をかける」必要もコロナ対策では出てきますよね。「鬼ごっこだめ」「サッカーだめ」「ドッジボール だめ」
なんだか、、子どもたちが可哀想。
考えの軸
でも、それでも、文科省のマニュアルに「原則マスク」「外すときは人と離れる」ことが記載あれば、学校はそれを守っていく必要がある。子どもの重症化するリスクは高くはない、でも、家に持ち込んでしまう可能性もある。そして、基礎疾患や高齢の方にうつす可能性もある。ここをしっかり覚えておくこと、それがとても大切だと思います。
なんだかなあ。どんな風邪にもおいても、少なからず、知らず知らずのうちに誰かに感染させてしまうリスクはある。季節性インフルエンザの致死率は約0.1%、新型コロナは約0.1%〜4%と言われています。しかも、新型コロナの場合は分からないことが多く、変異種も現れ始めていますよね。そうすると、やっぱりある程度の制限を加えながら教育活動を進めないといけないかなとも思うのです。
でもね、気をつけなきゃと思うのが「命を守るため」という言葉。
それを目的にすると、何もできなくなる。
命を守るために、これを制限しましょう。
命を守るために、こうしましょう。
自分自身に言い聞かせるには、良い言葉だと思う。
でも、誰かを説得するには単なる武器だと思う。だって、それを目的にしたら、何もできない。制限せざるを得ない。教育活動とのバランスをとるために進めていくには「命を守るため」という言葉で説得してはいけないなと思います。